NISA・投資入門

「ゆうちょに預けるか、日本郵政株(6178)を買うか?」公務員25年の本音

日本郵政 6178 株 配当 公務員目線

退職金や貯金を「ゆうちょ銀行」に預けている公務員の方、
多いんじゃないでしょうか。

職場の近くに郵便局があって、
昼休みにちょっと寄れる..。

そんな身近な存在が「日本郵政」です。

今回は日本郵政株(証券コード:6178)を
公務員目線で正直に評価します。

結論から言うと、
「高配当株」とは言えません。

でも「公務員との相性」という観点では、
なかなか面白い銘柄です。

日本郵政とは
どんな会社か?

日本郵政は、2007年に郵政民営化によって誕生した会社です。

グループ全体で手がけているのは主に3つの事業。

「郵便・物流」(日本郵便)
「銀行」(ゆうちょ銀行)
「保険」(かんぽ生命)

この3つを傘下に持つ持株会社が「日本郵政株式会社」です。

全国約2万4,000局の郵便局ネットワーク。
ゆうちょの残高は約200兆円規模。

数字だけ見れば、日本最大級の金融・物流インフラです。

株価・配当の基本データ
(2026年4月時点)

項目データ
証券コード6178
株価(2026年4月時点)約1,774円
年間配当金50円(2026年3月期予想)
配当利回り約2.74〜2.82%
権利確定月9月・3月(年2回)
最低購入金額(100株)約17.7万円
財務大臣保有比率約37.23%

100株(約17.7万円)を保有すれば、
年間で5,000円の配当が入ってくる計算です。

9月と3月に年2回、それぞれ約2,500円ずつ。

公務員が注目すべきポイント:
財務大臣が37%保有

JT(2914)と同じく、日本郵政も
財務大臣(国)が最大株主です。

保有比率は約37.23%(2025年9月30日時点)。

郵政民営化以降、政府は段階的に保有株を売却してきましたが、
それでも依然として最大株主として残っています。

国が3分の1以上を握っている会社。

経営が極端に傾くような決断は、
現実的にはしにくい構造があります。

「国が関与している会社で働く」公務員にとって、
なんとなく親近感を感じる要素かもしれません。

正直に言う:
これは「高配当株」ではありません

ここが一番大事なところなので、
はっきり言います。

配当利回り約2.74〜2.82%は、
高配当株と呼ばれる水準(3.5〜4%以上)には届きません。

同じ「国が大株主」のJT(2914・利回り約4%超)や、
三菱UFJ(8306・利回り約3%台後半)と比べても、
配当という観点では見劣りします。

「配当で稼ぎたい」という目的なら、
正直なところ、もっと良い選択肢があります。

それでも検討できる理由が
3つあります

では「買う価値がない」かと言うと、そうとも言えません。

① 購入金額のハードルが低い

100株で約17.7万円。

JT(58万円)や東京海上HD(47万円)と比べると、
手が届きやすい価格帯です。

「投資を始めたばかりで大きな金額は出せない」
という方が最初の1銘柄として検討しやすい水準です。

② ゆうちょ・かんぽとの相乗効果

日本郵政の株を保有すると、
グループのゆうちょ銀行・かんぽ生命・日本郵便すべての業績が
自分の資産に関わってくる感覚があります。

「ゆうちょに預けているお金と、日本郵政株の両方を持つ」
という感じで、生活と投資がつながる感覚。

身近な企業を応援しながら保有する、という考え方もあります。

③ 株主還元の方向性

日本郵政は「1株50円の安定配当を維持する」方針を示しています。

業績によって配当が大きく増減するよりも、
安定して受け取れることを重視する方には
フィットしやすい方針です。

リスクも正直に伝えます

① 郵便事業の構造的な縮小

手紙・はがきの利用減少は止まりません。

メール・LINEが普及した今、
郵便物の取扱量は長期的に減り続けています。

物流(宅配)で補っていますが、
競争は激化しています。

② かんぽ生命の不正販売問題の影

2019年に発覚したかんぽ生命の不正販売問題は、
グループのブランドに大きなダメージを与えました。

2023年に行政の定期報告義務は解除されましたが、
2024年・2025年にも新たな情報流用・事前勧誘問題が発覚するなど、
信頼回復は道半ばの状態が続いています。

③ 株価の上値が重い

国が大株主であることで安定感がある一方、
株価が大きく上昇することも期待しにくい銘柄です。

「配当をコツコツ受け取りながら長期保有する」
という使い方が基本になります。

元公務員かっちゃんの結論:
「入門用・安定重視」の1銘柄として

日本郵政株は「高配当で稼ぐ」銘柄ではありません。

でも「投資を始める1銘柄目」「少額から株式投資を体験したい」
という方には検討する価値があります。

約17.7万円から始められる価格帯。
国が37%保有する安定感。
年2回(9月・3月)の配当。

「高配当よりも安心感を優先したい」
「まず1銘柄持って投資を体験したい」
という公務員の方なら、選択肢に入れても悪くない銘柄だと思います。

ただし「これ1本で資産形成する」という使い方は向きません。
利回り2.8%台では、インフレに対抗するには少し物足りない。

他の高配当銘柄と組み合わせて、
ポートフォリオの一部として持つのが現実的です。

もちろん、投資は自己判断・自己責任が基本です。
この記事はあくまで情報提供であり、
投資を推奨するものではありません。


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元公務員かっちゃんです。地方公務員として25年以上勤務し、60歳で退職。50代で新NISAをスタート。「難しそう」「怖い」と感じていたお金の話を、元公務員目線でわかりやすく解説します。老後資金・NISA・節約・ポイ活など、40代・50代の方が気になるテーマを本音でお届けします。
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現役公務員かっちゃんです。地方公務員として25年以上勤務しながら、40代で新NISAをスタート。「難しそう」「怖い」と感じていたお金の話を、公務員目線でわかりやすく解説します。老後資金・NISA・節約・ポイ活など、40代・50代の公務員が気になるテーマを本音でお届けします。