この記事でわかること
・NTT(9432) の基本情報と元電電公社としての特徴
・配当利回り・連続増配年数・配当性向のリアルな数字
・元公務員25年以上が見た「安定配当株」としての評価とリスク
「100株1.5万円台から、元電電公社のオーナーになれる」
こう言われたら、ちょっと興味が湧きませんか。
NTT(9432)は、2023年7月の1株→25株分割で..
「個別株は怖い」と思っていた人にも、いきなり手が届く銘柄になりました。
元公務員25年以上のかっちゃんとして、率直に言います。
NTTという会社は、私の感覚では 「上場版の特殊法人」 に近い存在。
完全民営とも違うし、完全国営でもない。
が、その「中間」のポジションこそが、個人投資家にとって大きな安心材料になります。
今日は、NTT(9432)を長期保有候補としてどう見るか。
元公務員かっちゃんの目線で、本音で分析していきます。
NTT(9432)の基本データ
| 項目 | 内容(2026年5月1日時点の目安) |
|---|---|
| 正式名称 | 日本電信電話株式会社 |
| 証券コード | 9432(東証プライム) |
| 株価 | 約152円 |
| 100株購入価格 | 約1.5万円台 |
| 1株配当(会社予想) | 5.3円 |
| 配当利回り | 約3.5% |
| 連続増配年数 | 15期連続増配予定 |
| 配当性向 | 42%程度 |
| 筆頭株主 | 財務大臣 |
| 権利確定月 | 3月・9月(年2回) |
注目してほしいのは 「筆頭株主が財務大臣」 という点です。
NTT法という法律で、政府は 3分の1以上の保有が義務 付けられている。
つまり、簡単には倒産させられない構造になっている、ということです。
元電電公社という「半官半民」の安心感
NTTの前身は、1985年に民営化された 日本電信電話公社(電電公社)。
私が公務員になった頃、職場の先輩たちが 「電電公社からNTTになって株の話題が出た」 なんて話をしていたのを、今でも覚えています。
40年経った今、NTTはこんな会社になっています。
- 国内の固定電話・光回線インフラを事実上支える(NTT東日本・西日本)
- 携帯通信のドコモを完全子会社化(2020年)
- データセンター・クラウド・海外通信事業も拡大中
- 研究開発費は年間2,000億円超、IOWNなど次世代通信を主導
つまり、「公的インフラを抱えながら、新しい儲けの種も育てている」 会社です。
電気・ガス・水道のような完全な独占企業ではないが、競合が簡単には参入できない領域を握っている。
この立ち位置は、長期投資の対象としては相当に強い。
15期連続増配予定の重み
NTTの最大の魅力は、何と言っても 15期連続増配予定。
日本の上場企業で、これだけ長く増配を続けている銘柄は多くありません。
配当の歴史(株式分割考慮後)
・2010年度:1株あたり1.2円
・2015年度:2.2円
・2020年度:4.2円
・2024年度:5.2円
・2025年度予想:5.3円
・15年で配当は約4倍以上
「毎年ちょっとずつでも増えていく」ことの強さ..
これは、勤めていた頃の給与にはない感覚でした。
公務員時代の給与は「人事院勧告」で動くため、上がるときも下がるときもある。
が、NTTの配当は、ここ10年以上 「下がった年がない」。
退職後の生活設計には、この安定感がじわじわ効いてきます。
業績は「ヨコヨコ」だが、それでいい
正直に書きます。
NTTの売上・利益は、ここ数年 大きく伸びているタイプではありません。
売上は13兆円台から14兆円台、営業利益は1.6兆円から1.9兆円前後のレンジです。
が、これは悪いニュースではない。
インフラ系の大企業に 「急激な成長」 を求めるほうが間違いです。
ヨコヨコでも、配当を出し続けて、研究開発も続けて、事業の屋台骨は揺らがない。
それが、NTTという会社の強みです。
元公務員視点でのNTT評価
退職金を運用に回した私の目線で、NTTを評価します。
元公務員的に「いい点」
・潰れにくい:政府が3分の1以上保有を義務化(NTT法)
・配当が下がりにくい:15期連続増配予定の実績
・少額で買える:100株1.5万円台から
・NISA成長投資枠と相性がいい:長期保有前提なら非課税メリットを活かしやすい
・分かりやすい:通信事業は国民生活に密着し、知らない事業が少ない
注意すべき点
・株価上昇は限定的:「2倍3倍」を狙う銘柄ではない
・規制リスク:通信料金値下げの政治圧力が定期的に来る
・NTT法改正の議論:完全民営化や政府保有義務の撤廃論があり、株価に影響する可能性
・金利上昇リスク:高配当株は金利が上がると相対的に魅力が薄れる
買い方の指針:少額・分散・長期
NTTを買うなら、私はこう考えています。
- NISA成長投資枠で買う:配当も売却益も非課税
- 100株単位で少しずつ:一度に大量買いではなく、3〜6か月かけて分散
- 5年以上保有する前提:短期売買向きではない
- 配当再投資を意識:もらった配当を次の投資に回すと、複利効果を狙いやすい
「短期で当てる銘柄」ではなく、「コツコツ持ち続けて配当をもらい続ける銘柄」。
これが、NTTという会社との一番賢い付き合い方だと思います。
まとめ:「派手さはないが、外せない一銘柄」
NTT(9432)は、派手な値動きはない代わりに、配当を毎年積み重ねていく銘柄です。
退職後のお金との付き合い方を、私なりに整理した結果..
「ポートフォリオの土台」 として、5%〜10%の比重で持つのが、ちょうど良いと感じています。
「個別株は怖い」と思っていた頃の自分に、もし伝えられるなら..
最初の1銘柄は、こういう「インフラ+元国営+連続増配」の会社から始めればよかった。
それが、元公務員として25年以上働き、退職してようやく気づいた、本音の答えです。
注意
本記事は元公務員かっちゃん個人の見解であり、特定銘柄の購入を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。最新の数値は証券会社・企業IRサイトでご確認ください。
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現役公務員かっちゃんです。地方公務員として25年以上勤務しながら、40代で新NISAをスタート。「難しそう」「怖い」と感じていたお金の話を、公務員目線でわかりやすく解説します。老後資金・NISA・節約・ポイ活など、40代・50代の公務員が気になるテーマを本音でお届けします。