この記事でわかること
公務員ボーナス(期末手当・勤勉手当)の正確な計算方法
2025年度の支給率と年代別の手取り目安
ボーナスを「資産の種」にする賢い使い道の優先順位
公務員のボーナス、民間とどこが違うの?
6月と12月が近づくと、なんとなくそわそわしますよね。
「今年のボーナス、いくらかな..」
そう思うのは、公務員も一緒です。
でも、民間企業のボーナスと
公務員のボーナスは、仕組みが違います。
ここをちゃんと知っておくと、
「なんでこの金額?」という疑問が解けます。
公務員のボーナスの正式名称は、
「期末手当」と「勤勉手当」
の2種類です。
「期末手当」は在職期間に応じて支払われる、いわば「勤続ご褒美」。
「勤勉手当」は勤務成績(人事評価)によって金額が変わる、実力反映型の手当です。
民間だと業績や個人成果次第でボーナスがゼロになることもありますが、
公務員の場合は基本的にこの2つが安定して支給されます。
が、「安定してもらえる代わりに、民間より少ない」と思っている人も多い。
実際はどうなのか、具体的な数字で見ていきましょう。
2025年度の公務員ボーナス支給率と計算方法
ボーナスの計算式
ボーナス = 基本給 × 期末手当率 + 基本給 × 勤勉手当率
(地域手当や扶養手当なども加算されるケースあり)
2025年度(令和7年度)の支給率は、
国家公務員で年間合計4.65ヶ月分。
期末手当が2.525ヶ月、勤勉手当が2.125ヶ月の内訳です。
これを6月と12月の2回に分けて支給。
支給日は毎年ほぼ決まっていて、6月30日・12月10日が基本です。
| 支給時期 | 期末手当率 | 勤勉手当率 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 6月(令和7年) | 1.25ヶ月 | 1.05ヶ月 | 約2.3ヶ月 |
| 12月(令和7年) | 1.275ヶ月 | 1.075ヶ月 | 約2.35ヶ月 |
| 年間合計 | 2.525ヶ月 | 2.125ヶ月 | 4.65ヶ月 |
※勤勉手当は成績評価によって増減します。「標準」評価の場合の支給率です。
ちなみに、2024年度は4.5ヶ月分でした。
2025年度は0.15ヶ月分の増額。
給与とボーナスが同時に上がるのは4年連続です。
実際いくらもらえる?年代・役職別シミュレーション
「支給率はわかった。でも実際いくらになるの?」
現役公務員の私が、リアルな目安を出してみました。
| 年代・役職目安 | 基本給目安 | 6月ボーナス目安 | 12月ボーナス目安 | 年間合計 |
|---|---|---|---|---|
| 20代前半(初任給クラス) | 約18万円 | 約41万円 | 約42万円 | 約83万円 |
| 30代(一般職員) | 約25万円 | 約58万円 | 約59万円 | 約117万円 |
| 40代(係長・主任クラス) | 約32万円 | 約74万円 | 約75万円 | 約149万円 |
| 50代(課長補佐クラス) | 約38万円 | 約87万円 | 約89万円 | 約176万円 |
※基本給のみで計算した概算です。地域手当・各種手当の有無によって実際の支給額は変わります。
20代で年間80万円以上..
これを「少ない」と見るか、「安定してもらえるのは有難い」と見るか。
民間の平均ボーナスは2024年度で約77〜80万円(厚生労働省の毎月勤労統計調査より)。
「公務員はボーナスが少ない」というイメージは、少し変わりますよね。
ボーナスの賢い使い道|公務員的「最適解」はこれ
ボーナスが入った瞬間、つい気が大きくなりませんか..
「旅行行きたい」「新しいスマホが欲しい」
そう思うのは、当然です。
でも25年間公務員をやってきて、お金が着実に増えた人に共通していたのは、
ボーナスの使い道を「最初に決めていた」こと。
① 緊急予備費の確保(最優先)
まず生活費の3〜6ヶ月分を「使わない口座」に確保してください。
これがないと、急な出費で投資したお金を崩す羽目になります。
② NISAへの追加投資
NISAの年間上限は360万円(成長投資枠含む)。
月々の積み立てだけでは上限に届かない人も多いので、
ボーナスでまとめて追加投資するのが賢い使い方です。
③ 奨学金・住宅ローンの繰り上げ返済
繰り上げ返済は「確実なリターン」。
ローンの金利が1〜2%なら、それと同じリターンを得ることになります。
が、ローン残高が多い人はここを優先しても良いでしょう。
④ 自分への投資(学習・健康・スキル)
資格取得・語学・副業スキルへの投資も中長期では大きなリターンになります。
意識的に「自己投資枠」を作っておくのがコツです。
やりがちな「ボーナスの失敗パターン」3選
- ①ボーナス払いローンを組む:車・家電を「ボーナス払い」にすると、ボーナスが来ても手元に残らない悪循環に
- ②「ちょっといいもの」の積み重ね:少額でも積み重なると気づけばボーナスが消えています
- ③使い道を決めないまま普通預金に置く:インフレに負けてしまいます。高金利の定期預金・ネット銀行に移しましょう
特に①のボーナス払いローンは気をつけてください。
ボーナスが「もらう前から無くなっている」状態で、精神的にも辛くなります。
まとめ:ボーナスを「資産の種」にしよう
公務員のボーナスは、年間4.65ヶ月分という「安定した恩恵」。
この恩恵を消費ではなく「資産の種」にするかどうかで、
10年後・20年後が大きく変わります。
今日からできる行動まとめ
① ボーナス支給前に「使い道」を決めておく
② まず緊急予備費(生活費3〜6ヶ月分)を確保する
③ NISAの追加枠を活用して非課税で運用する
④ ボーナス払いローンは絶対に組まない
現役公務員かっちゃんです。地方公務員として25年以上勤務しながら、40代で新NISAをスタート。「難しそう」「怖い」と感じていたお金の話を、公務員目線でわかりやすく解説します。老後資金・NISA・節約・ポイ活など、40代・50代の公務員が気になるテーマを本音でお届けします。