老後・退職金

iDeCoで年間いくら節税できる?現役公務員が計算してみた【2026年版】

iDeCoで年間いくら節税できる?現役公務員が計算してみた

この記事でわかること

公務員がiDeCoで年間いくら節税できるか、リアルな数字でわかります
2024年の掛金上限改定で何が変わったか、正確に把握できます
「今日から始める3ステップ」で、迷わず口座開設まで進めます

「iDeCoって公務員でもできるの?」と思っているあなたへ

毎月の給料明細を見るたびに、
ため息が出たことはありませんか..

「社会保険料や税金を引かれると、手取りが思ったより少ない。」
現役公務員25年の私も、正直そう感じてきました。

が、そんな私が数年前に出会ったのが、

「iDeCo(イデコ)」

です。
正式名称は「個人型確定拠出年金」。
自分で積み立てながら、節税もできる仕組みです。

以前は「公務員は月1万2千円まで」という制限がありました。
が、2024年12月から上限が引き上げられました。
これ、公務員にとっては大きなチャンスなんです。

この記事では、現役公務員の私が実際に計算した「節税額のリアル」をお伝えします。

公務員のiDeCo掛金上限、2024年12月に何が変わった?

まず、現状の掛金上限を整理します。

対象者2024年11月まで2024年12月以降
公務員(共済加入者)月1万2千円(年14.4万円)月2万円(年24万円)
会社員(企業型DCなし)月2万3千円月2万3千円(変更なし)
自営業者月6万8千円月6万8千円(変更なし)

公務員の上限が月1万2千円から2万円へ。
年間で8万4千円分、多く積み立てられるようになりました。

「8万円くらいなら大した違いじゃないか..」
そう思ったあなた、ちょっと待ってください。

節税の効果まで考えると、話が変わってきます。

年間いくら節税できる?リアルな計算をしてみた

iDeCoの節税効果は、「所得控除」から生まれます。
掛金の全額が所得から差し引かれるので、
所得税と住民税の両方が減ります。

実際にシミュレーションしてみましょう。
年収500万円の公務員が、月2万円(年24万円)積み立てた場合です。

税金の種類税率節税額(年24万円の掛金)
所得税20%(課税所得330万〜695万円の場合)約4万8千円
住民税10%(一律)約2万4千円
合計節税額約7万2千円

年間で約7万2千円、節税できる計算です。
月に換算すると、約6千円のお得。

が、これだけじゃありません。
iDeCoには「運用益が非課税」という恩恵もあります。
普通の証券口座だと運用益に約20%の税金がかかりますが、
iDeCoなら0円です。

さらに、受け取るときにも税制優遇があります。
一時金で受け取れば「退職所得控除」が使えます。

「公務員はiDeCoよりNISAじゃないの?」という疑問に答える

正直に言います。
NISAとiDeCo、どちらが良いかは「目的次第」です。

よく聞かれる比較を整理しました。

比較項目NISAiDeCo
節税タイミング運用益・受取時のみ掛金時・運用益・受取時
引き出しの自由度いつでも可原則60歳まで不可
年間上限(公務員)360万円24万円
向いている人教育費・住宅など中期的な目標がある人老後資金を確実に積み立てたい人

iDeCoは「老後まで絶対に使わないお金」として積み立てるもの。
が、その代わりに節税効果は最強クラスです。

私は両方活用しています。
NISAで中期的な資産形成を、
iDeCoで老後資金の節税積み立てを。

「どちらか一方」ではなく「組み合わせる」のが正解です。

公務員がiDeCoを始める前に知っておくべき3つの注意点

「じゃあすぐ始めよう!」と思ったあなたへ。
少し待ってください。
公務員ならではの注意点があります。

  • 注意①:所属庁への届け出が必要
    iDeCoに加入する際、共済組合に「第2号被保険者に係る事業主の証明書」を提出してもらう必要があります。総務課や人事担当に相談してみてください。
  • 注意②:掛金は毎月一定額(年1回変更可)
    ボーナス月だけ増やす、ということはできません。毎月コツコツ積み立てるスタイルです。年1回だけ掛金額を変更できます。
  • 注意③:運用商品は自分で選ぶ
    銀行の定期預金型と、投資信託型があります。長期の場合は「全世界株式インデックスファンド」などを選ぶ人が多いです。リスク許容度に合わせて選びましょう。

最初は少し手続きが面倒に感じるかもしれません。
が、一度設定してしまえば、あとは自動で積み立てが続きます。

今日から始める iDeCo 3ステップ

「難しそう..」と感じている方のために、
始め方をシンプルにまとめました。

  1. 金融機関を選ぶ:手数料が安いネット証券(SBI証券・楽天証券など)がおすすめ。年間手数料の差は長期で大きく響きます。
  2. 事業主証明書を入手する:所属庁・共済組合に申請。「iDeCoに加入したい」と伝えれば案内してもらえます。
  3. 口座を開設して掛金・商品を設定する:書類を提出後、約1〜2ヶ月で口座開設完了。掛金と運用商品を設定して完了です。

迷ったら、まずステップ①の金融機関選びから。
調べるだけなら、今日すぐできます。

まとめ:公務員こそiDeCoを活用すべき理由

iDeCoは「節税しながら老後資金を積み立てる」最強の仕組みのひとつです。
公務員の掛金上限が月2万円に引き上げられた今、
活用しないのはもったいない。

年収500万円の場合、年間約7万2千円の節税効果。
30年続ければ、節税だけで約216万円のプラスになります。
(運用益は別途)

「まだ若いから老後は先の話..」
そう思っている方ほど、今すぐ始める価値があります。
時間こそが最大の武器ですから。

今日からできる行動まとめ

① SBI証券か楽天証券のiDeCoページを開いてみる
② 所属庁の総務・人事担当に「iDeCo加入の事業主証明書」を相談する
③ 月いくら積み立てるか、家計を見ながら決める(月5千円からでもOK)

ABOUT ME
kacchan
現役公務員かっちゃんです。地方公務員として25年以上勤務しながら、40代で新NISAをスタート。「難しそう」「怖い」と感じていたお金の話を、公務員目線でわかりやすく解説します。老後資金・NISA・節約・ポイ活など、40代・50代の公務員が気になるテーマを本音でお届けします。
著者プロフィール

現役公務員かっちゃんです。地方公務員として25年以上勤務しながら、40代で新NISAをスタート。「難しそう」「怖い」と感じていたお金の話を、公務員目線でわかりやすく解説します。老後資金・NISA・節約・ポイ活など、40代・50代の公務員が気になるテーマを本音でお届けします。