NISA・投資入門

共済貯金とNISAどちらが得?現役公務員が本音で比較してみた【2026年版】

共済貯金とNISA、結局どちらを優先すべきか?

「共済貯金、金利がいいから入ってる」

「でも、最近まわりがNISA、NISAって言うんだよな…」

現役公務員のかっちゃんです。同じ悩みを、私も感じていました。共済貯金はたしかに、メガバンクの普通預金よりはるかに金利が高い。でも、新NISAは運用益がまるごと非課税になる制度。「どっちが得なんだろう?」は、公務員なら誰もが一度は突き当たる壁です。

この記事では、25年働く現役公務員の立場から、共済貯金と新NISAの本音の比較と、結局どちらを優先すべきかの結論まで、具体的な数字で整理します。

📘 この記事でわかること

  • 共済貯金の金利と、知られていない注意点
  • 新NISAの非課税メリットは本当にお得なのか
  • 共済貯金とNISAの徹底比較表
  • 公務員が「両方使い」で最適化する具体戦略
  • 今日から動ける行動リスト

まず知ってほしい「共済貯金のリアル」

共済貯金は、公務員の共済組合が運営している「福祉事業」のひとつです。給与天引きで積み立て、自由に引き出せる。元本保証。銀行預金より金利がいい——これが公務員の間での定番イメージです。

金利は銀行より圧倒的に高い

共済組合によって利率は異なりますが、現在の大まかな目安は年1%前後です。組合によってはこれ以上の利率を提示しているところもあります。

一方、メガバンクの普通預金はおおむね年0.02%前後(2026年時点・銀行により変動)。単純計算で、共済貯金は普通預金の数十倍の金利です。100万円を1年預けた場合を比べると、普通預金の利息は200円程度。共済貯金なら1万円前後になる計算です。同じお金を1年預けて、この差は大きい。

ただし、3つの注意点がある

魅力的に見える共済貯金ですが、知っておきたい注意点が3つあります。

  1. 利息には20.315%の税金がかかる:利息は自動的に源泉徴収されます。年1%の利率でも、手取りは約0.8%になる感覚です。
  2. インフレに弱い:物価上昇率が利率を超えると、実質的にお金の価値が目減りします。日本のインフレ率が2%台で推移すると、年1%の貯金は実質マイナスになりかねません。
  3. 運用による「増やす力」はない:貯金は元本保証の裏返しで、お金が大きく増える仕組みはありません。コツコツ貯める以上の成長は期待できない制度です。

この3点は、共済貯金の「銀行より高金利」の裏に隠れている、地味だけれど大事な事実です。

新NISAを公務員目線で見たメリット・デメリット

次に、新NISAです。2024年1月から始まった制度で、正式には「少額投資非課税制度」と呼ばれています。

新NISAの基本情報

項目新NISA
年間投資枠つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円=最大360万円
生涯投資枠1,800万円(うち成長投資枠は最大1,200万円)
保有期間無期限
運用益の税金非課税(売却益・配当金すべて)
売却後翌年以降に投資枠が復活(簿価ベース)

公務員から見た「最大のメリット」

通常、株式や投資信託で利益が出ると20.315%の税金がかかります。100万円の利益が出ても、手元に残るのは約80万円です。

新NISAなら、この20.315%がまるごとゼロ。100万円の利益がそのまま手元に残ります。給与収入がメインの公務員にとって、これは非常に大きなメリットです。

公務員から見た「デメリット・注意点」

  • 元本保証ではない:投資信託や株式を買う以上、価格は日々変動します。一時的にマイナスになる月もあります。
  • 短期で使うお金には向かない:数年後に使う予定のお金は、相場の下落時に引き出すと損失が確定する可能性があります。
  • 商品選びの知識が少し要る:対象商品は数千本あり、何を買うかで結果が変わります。

特に元本保証がない点は、共済貯金に慣れた公務員には心理的なハードルになります。「安定」が体に染み込んでいる私たちは、ここで一歩を踏み出せない人が多い。

共済貯金 vs 新NISA 徹底比較表

2つを同じ土俵で並べると、役割の違いがはっきり見えてきます。

比較項目共済貯金新NISA
元本保証◎ あり× なし
金利・リターン年1%前後(目安)平均3〜7%(長期運用・相場次第)
税金利息に20.315%課税運用益は全額非課税
インフレ耐性弱い強い傾向(株式は長期で物価に追従)
引き出し自由自由(ただし相場の悪い時期は損失リスク)
向いているお金短期で使う予定のお金10年以上使わないお金
手続きの手間職場で完結証券口座の開設が必要

見比べると、「どちらが得か」ではなく、「どの役割を持たせるか」が本質だと分かります。

結論:「生活防衛資金は共済貯金、長期資産はNISA」が最適解

25年働いてきた現役公務員として、素直な結論を書きます。

「共済貯金か、NISAか」の二択ではなく、「共済貯金もNISAも両方使う」が正解です。ただし、お金の色を分けて管理します。

共済貯金に入れるべきお金

  • 生活防衛資金(生活費の6ヶ月〜1年分)
  • 5年以内に使う予定のお金(車の買い替え、教育費の一部など)
  • 絶対に減らしたくないお金

このゾーンは、元本保証と金利1%のバランスが最適。メガバンクの普通預金に置いておくのは、もったいないです。

新NISAに入れるべきお金

  • 10〜15年以上使わないお金(老後資金の一部)
  • 毎月の給料から余裕で積み立てできる額(無理のない範囲)
  • 将来に向けて育てたいお金

運用益非課税という制度優遇は、時間を味方につけるほど差が大きくなる性質があります。使うのが先であればあるほど、NISAの非課税メリットが効いてきます。

公務員が「両方使い」で最適化する3ステップ

ステップ1:生活防衛資金を共済貯金で確保する

まず、生活費6ヶ月〜1年分を目標に共済貯金を積み上げます。月の生活費が25万円なら、150万〜300万円が目安です。

給与天引きなので、いちど設定すれば自動で貯まります。共済貯金は普通預金より金利がいいので、この目的地として最適です。

ステップ2:生活防衛資金が整ったら新NISAを開始する

守りが固まったら、攻めに移ります。新NISAの口座は、以下のような流れで開設します。

  1. ネット証券(SBI証券・楽天証券など)を選ぶ
  2. スマホまたはPCで口座開設を申し込み
  3. マイナンバーカードなどで本人確認
  4. 開設通知が届く(1〜2週間目安)
  5. つみたて投資枠で毎月定額を設定

毎月いくらから始めるかは、手取りの10〜15%が無理のない目安です。たとえば月収30万円なら、月3万〜5万円の積立から。最初は少額で、慣れてから増やしていけば問題ありません。

ステップ3:配分のリバランスを年1回チェック

年末など節目のタイミングで、共済貯金とNISAの残高を見ます。

  • 生活防衛資金が減っていないか
  • NISAの積立額は今の給料に合っているか
  • ライフイベント(住宅購入・教育費)の準備は足りているか

年1回でいいので、配分を見直します。頻繁にさわる必要はありません。

よくある質問(公務員の本音)

Q. 共済貯金を崩してNISAに全部移すのはアリ?

全部移すのはおすすめしません。NISAは短期で使うお金に向かない一方、生活には必ず「使う予定のお金」があります。共済貯金を完全にゼロにすると、突然の出費で運用中の資産を売る羽目になります。

Q. NISAで損をしたら、公務員として問題になる?

新NISAは一般の個人投資と同じ枠組みです。公務員であっても、NISAでの投資が問題になることはありません。ただし、職務専念義務があるため、勤務中の頻繁な売買は避けるのが賢明です。

Q. 共済貯金とiDeCoはどちらを優先?

生活防衛資金が整っていないなら共済貯金、整っているならiDeCoやNISAという優先順位が基本です。iDeCoは節税メリットが大きい一方、60歳まで引き出せないので、生活防衛資金とは役割が違います。

まとめ:守りと攻めの両輪を回す

共済貯金と新NISAは、対立する選択肢ではありません。「守るお金」と「育てるお金」で役割を分け、両方を使いこなすのが、公務員にとって最強の戦略です。

私自身、25年の公務員生活で、最初は共済貯金だけに頼っていました。でもインフレと物価上昇を目の当たりにして、「貯めるだけでは増えない」現実を知りました。

今は共済貯金で守りを固めつつ、新NISAで育てる資産を少しずつ増やしています。この「両輪」が、定年後のゆとりある生活を作ると信じています。

✅ 今日からできる行動まとめ

  • 共済貯金の月額設定を見直す(手取りの10〜15%から)
  • 生活防衛資金の目標額を計算する(月の生活費×6〜12ヶ月)
  • ネット証券(SBI・楽天など)の新NISA口座を検討する
  • iDeCoとNISAの違いも合わせて確認する
  • 年1回、共済貯金とNISAのバランスを見直す習慣をつくる

守りと攻め、両方を持つ公務員は強い。どちらか1つを選ぶ時代は、もう終わっています。

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kacchan
現役公務員かっちゃんです。地方公務員として25年以上勤務しながら、40代で新NISAをスタート。「難しそう」「怖い」と感じていたお金の話を、公務員目線でわかりやすく解説します。老後資金・NISA・節約・ポイ活など、40代・50代の公務員が気になるテーマを本音でお届けします。
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現役公務員かっちゃんです。地方公務員として25年以上勤務しながら、40代で新NISAをスタート。「難しそう」「怖い」と感じていたお金の話を、公務員目線でわかりやすく解説します。老後資金・NISA・節約・ポイ活など、40代・50代の公務員が気になるテーマを本音でお届けします。